令和6年4月宇佐の地に赴任いたしました。
現在、当院では、胃・大腸内視鏡、超音波、CT検査などは元より、腹痛、頭痛、胸痛、腰痛、不眠など様々な症状、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病、骨粗鬆症や、もの忘れ外来などを行っています。
中野眼一名誉院長先生が築かれた宇佐胃腸病院の理念「懇切・丁寧に接し、医の愛(メディカルフィリア)を持ちかつ共感を持って診療にあたり地域住民のために奉仕する」を継承しつつ、診断・治療を行っています。
私は、大分医科大学を卒業後、大阪大学老年医学講座(現、老年・総合内科学)にて研修、アルツハイマー病遺伝子の研究をさせていただきました。その際、認知症では、同じ疾患であっても、生きてきた人生や背景、環境によって、症状はそれぞれ違うことを学びました。入学試験の面接のとき「人の痛みのわかる医師になりたい」と申しました。まだ道の途中ですが、今もその気持ちは変わりません。身体、心身の二つの面を診療していきたいと思います。
ありがとうの気持ちと初診を忘れず、職員と力を合わせ、患者さんと御家族の笑顔を目指して、当院で今、できる限りの診療を行っていきたいと考えています。
皆さま、よろしくお願い申し上げます。
院長 吉岩 あおい