咳・のどの痛み
当院では、地域の皆さんの健やかな毎日をサポートするため、身近な症状である咳やのどの痛みの診療に力を入れています。咳やのどの痛みは、単なる風邪と見過ごされがちですが、実際には呼吸器の疾患だけでなく、消化器や循環器の病気が隠れていることも珍しくありません。当院では、内科と皮膚科、さらには消化器内科などの幅広い診療内容を2軸として、患者さん一人ひとりの症状に丁寧に向き合っています。私たちは、皆さんの不安を安心に変えるためのパートナーでありたいと考えています。
咳・のどの痛みの原因
咳やのどの痛みが起こる原因は、多岐にわたります。最も一般的なのは、ウイルスや細菌による上気道の感染症、いわゆる「風邪」や「インフルエンザ」です。しかし、症状が長引く場合には、それ以外の要因が複雑に絡み合っている可能性があります。当院では、患者さんの生活背景や持病なども含めて、多角的な視点から原因を探ることを大切にしています。
ウイルスや細菌による感染
多くの場合、咳やのどの痛みはウイルスの感染によって引き起こされます。鼻や喉の粘膜にウイルスが付着し、炎症が起こることで痛みを感じ、それを排出しようとする防御反応として咳が出ます。細菌感染の場合、のどの痛みが強く、高熱を伴うこともあります。これらの症状については「発熱・風邪外来」のページで詳しく解説しています。
アレルギー物質による刺激
花粉やハウスダスト、ペットの毛などのアレルゲンが気道を刺激することで、咳やのどの違和感が生じることがあります。特に、特定の季節や環境で症状が悪化する場合は、アレルギーの関与が疑われます。近年では、咳だけが長く続く咳喘息の患者さんも増えており、適切なアレルギー管理が求められています。
胃酸の逆流による影響
意外に知られていない原因として、胃酸が食道を逆流して喉を刺激する「逆流性食道炎」があります。胸焼けだけでなく、喉の違和感や乾いた咳が続くのが特徴です。当院は消化器内科を専門としており、胃カメラ検査などを通じて、こうした消化器由来の症状にも的確に対応しています。消化器系の不調が気になる方は「消化器内科・外科」のページをご覧ください。
生活習慣と環境要因
喫煙習慣や空気の乾燥、排気ガスなどの環境刺激も、喉の粘膜を傷つける要因となります。特に喫煙は、肺がんやCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の大きなリスク因子となります。当院では、健康を守るためのサポートとして「禁煙外来」のページを設け、治療を行っています。
咳・のどの痛みによって引き起こされる病気
咳やのどの痛みは、単なる一時的な症状ではなく、重大な疾患のサインであることがあります。放置することで重症化したり、日常生活に支障をきたしたりする場合もあるため、早期の診断が極めて重要です。宇佐胃腸内科医院では、内科、循環器、消化器それぞれの視点から、隠れた病気を見逃さないよう努めています。
気管支喘息とCOPD
気道が炎症を起こし、狭くなることで咳や喘鳴(ぜんめい・・ヒューヒューという音)が出る病気です。また、長年の喫煙などが原因で肺の機能が低下するCOPD(慢性閉塞性肺疾患)も、咳や痰が続く原因となります。これらは放置すると呼吸困難を招くため、吸入薬などを用いた継続的な管理が必要です。
逆流性食道炎
胃の内容物が食道に逆流し、食道の粘膜に炎症を起こす病態です。喉の痛みや声枯れ、持続的な咳の原因となることがあります。当院では年間約2500例の胃カメラ検査を行っており、こうした疾患の早期発見に努めています。胃カメラ検査の詳細は「胃カメラ(上部消化管内視鏡)」のページを参照してください。
心不全による咳
心臓のポンプ機能が低下する「心不全」の症状として、咳が出ることがあります。特に夜間や横になったときに咳が出る場合は注意が必要です。当院では大分大学循環器内科からの派遣医による専門外来を行っており、心エコーなどの精密検査が可能です。心臓の健康については「心不全・動悸」のページで解説しています。
糖尿病に伴う免疫力低下
糖尿病の患者さんは、高血糖により免疫機能が低下し、感染症にかかりやすくなる傾向があります。一度咳やのどの痛みが始まると、治りにくかったり重症化したりすることがあるため、注意深い管理が求められます。血糖管理については「糖尿病の診断と治療」のページをご覧ください。
咳・のどの痛みの処置や治療法
当院では、まず患者さんの症状を詳細に伺い、必要に応じて血液検査、胸部レントゲン、心電図、あるいは内視鏡検査などを組み合わせて診断を行います。治療のゴールは、単に咳を止めることだけではなく、根本的な原因を解消し、再発を防ぐことにあります。
感染症に対する治療
ウイルス性の場合は、安静と水分補給、そして症状を和らげる対症療法が中心となります。一方で、細菌感染が強く疑われる場合には、適切な抗菌薬を処方します。当院では、不必要な抗菌薬投与を避け、体への負担を考えた適正な処方を心がけています。
アレルギー・呼吸器疾患の管理
咳喘息や気管支喘息の場合、気道の炎症を抑える吸入ステロイド薬や、気道を広げる気管支拡張薬が用いられます。患者さんが正しく吸入器を使えるよう、丁寧な指導も行っています。これにより症状が落ち着いて安定した状態を目指します。
消化器疾患へのアプローチ
逆流性食道炎が原因の場合、胃酸の分泌を抑えるお薬の内服治療を行います。同時に、食事の内容や睡眠時の姿勢など、生活習慣の改善アドバイスも差し上げています。当院では、内視鏡担当医として大分大学消化器内科の専門医も診療にあたっており、精度の高い診断が期待できます。
全身疾患のトータルケア
高血圧や糖尿病などの生活習慣病が背景にある場合は、そのコントロールも並行して行います。例えば、一部の降圧薬(ACE阻害薬など)の副作用で咳が出ることもあります。私たちは全身を診る内科医として、お薬の調整を含めた包括的なケアを提供しています。生活習慣病全般については「生活習慣病」のページを参照してください。
咳・のどの痛みについてのよくある質問
Q1.咳が2週間以上続いていますが、受診したほうが良いですか?
A1.はい、ぜひ受診してください。2週間以上続く咳は「遷延性(せんえんせい)咳嗽」と呼ばれ、風邪以外の原因(咳喘息、結核、肺がん、逆流性食道炎など)が隠れている可能性が高まります。早期発見が、その後の病気の経過の見通しを大きく左右します。
Q2.喉の痛みとともに声が枯れてしまいました。
A2.喉の炎症が声帯まで及んでいる可能性があります。また、稀に喉の腫瘍などが原因で声が枯れることもあるため、内視鏡検査などで状態を確認することをお勧めします。当院では胃カメラの際、喉の観察も丁寧に行っています。
Q3.夜間に咳がひどくて眠れません。
A3.喘息や心不全、あるいは後鼻漏(こうびろう・・鼻水が喉に流れること)などが原因として考えられます。夜間の咳は体力を消耗させますので、無理をせず早めにご相談ください。症状に合わせた適切な鎮咳薬や吸入薬を検討します。
Q4.市販ののど飴や薬で様子を見ても大丈夫ですか?
A4.数日で改善する軽度の不快感であれば様子を見ても構いませんが、痛みが強い、熱がある、咳が止まらないといった場合は、自己判断で放置せず医療機関を受診してください。隠れた原因がある場合、市販薬では根本的な解決にならないことがあります。
院長より
咳やのどの痛みは、誰もが経験するありふれた症状ですが、実は体からの大切なメッセージでもあります。私たちは、そのメッセージを丁寧にくみ取り、患者さんが心身ともに健やかに過ごせるようお手伝いをしたいと考えています。
当院の強みは、何といっても内科全般から消化器、循環器、糖尿病、そして皮膚科までを網羅する幅広い診療体制にあります。また、小さなお子さんからご高齢の方まで、誰もが話しやすい、温かみのある診察を心がけています。のどが痛くて食事が進まない、咳のせいで夜ぐっすり眠れないといったお悩みは、生活の質に直結する切実な問題です。私たちは、その一つひとつに真摯に向き合い、皆さんの不安を的確な診断で解消することを目指しています。
また、当院では大分大学からの専門医との連携を密にしており、必要に応じて専門的な検査や治療をスムーズに受けていただける体制を整えています。「こんなことで受診してもいいのかな?」と迷われる必要はありません。身近な症状の影に、大きな病気が潜んでいないかを否定することも、私たちの大切な役割です。近隣の地域の皆さんのホームドクターとして、どうぞお気軽にご相談ください。スタッフ一同、笑顔で皆さんをお迎えいたします。
受付時間
| 受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 8:30~12:00 | circle | circle | circle | circle | circle | circle※ | - |
| 14:00~17:00 | circle | circle | - | circle | circle | - | - |
※皮膚科は、午前は11:00まで、午後は16:00まで (土曜日は11:00まで)
※土曜日は12:00まで
休診日 日曜・祝日
外来担当医師の一覧表
| 診療区分 | 時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 一般外来 | 午前 | 吉岩あおい | 佐藤哲郎 | 吉岩あおい |
吉岩あおい | 吉岩あおい | 九大別府病院 医師 |
| 午後 | 吉岩あおい | 佐藤哲郎 | ― | 吉岩あおい | 吉岩あおい | ― | |
| 消化器 内視鏡 |
午前 | ― | (佐藤哲郎) | 木下慶亮 |
矢野貴史 | 朝日奈文彦 | ― |
| 午後 | ― | (船田幸宏) | ― | 矢野貴史 | 朝日奈文彦 | ― | |
| 皮膚科 | 午前 | 加藤美和 | 加藤美和 | 加藤美和 | 加藤美和 | 加藤美和 | 加藤美和 |
| 午後 | 加藤美和 | 加藤美和 | ― | 加藤美和 | 加藤美和 | ― | |
| 専門外来 | 午前 | 高血圧外来 岩淵優毅 |
肛門外科外来 船田幸宏 |
― | 肛門外科外来 中野眼一 |
糖尿病外来 松田直樹 |
肝臓外来 第1・3週 佐藤竜吾 呼吸器外来 第2・4週 三重野 斉 |
