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胆石症・胆のう疾患

当院では、胆石症や胆のう疾患の診断と治療に力を入れています。胆のうは肝臓の下にある小さな袋状の臓器で、消化を助ける「胆汁」を蓄える役割を持っています。この胆のうや胆管に石ができる胆石症は、激しい腹痛を引き起こすことがあるため注意が必要です。当院では、患者さんの不安に寄り添いながらエコー検査やCT検査を用いて迅速な診断を行っています。

当院では、消化器内科としての専門性を活かし、腹痛や背中の痛みといった身近な症状の背後に隠れた胆のう疾患を見逃さないよう努めています。
地域の皆さんが安心して食生活を楽しめるよう、精密な検査と丁寧な説明を心がけておりますので、お腹の違和感があればお気軽に当院へご相談ください。

胆石症・胆のう疾患の症状について

胆石症や胆のう疾患の症状は、石がある場所や炎症の程度によって大きく異なります。最も代表的な症状は「胆石発作」と呼ばれる激しい痛みです。この痛みは右側の肋骨の下あたり(右季肋部)からみぞおちにかけて起こりやすく、背中や右肩にまで響くように感じることがあります。特に脂っこい食事を摂った数時間後に起こりやすいのが特徴です。

痛み以外にも、消化器の不調として以下のような症状が現れることがあります。これらの症状は胃腸の病気と間違われやすいのですが、実際には胆のうのトラブルが原因であることも少なくありません。当院では患者さんのお話を丁寧に伺い、症状の原因を切り分けていきます。気になる症状がある場合は、我慢せずに受診してください。

  • 右季肋部(右の肋骨の下)やみぞおちの激しい痛み
  • 背中や右の肩甲骨付近の痛み・違和感
  • 吐き気や嘔吐を伴う腹痛
  • 食後の胃もたれや、お腹が張った感じ
  • 全身の倦怠感や発熱

また、症状が進行して「黄疸(おうだん)」が現れる場合もあります。これは胆汁の流れが滞り、血液中にビタミンの一種であるビリルビンが増えることで、白目や皮膚が黄色くなる状態です。尿の色が濃い茶色になったり、皮膚に強いかゆみを感じたりすることもあります。黄疸は重症化のサインである可能性が高いため、早急な医療機関への受診が必要です。

腹痛の詳細については「腹痛・下痢・便秘」のページを参照してください。

胆石症・胆のう疾患の原因について

胆石ができる主な原因は、胆汁の成分が固まってしまうことにあります。胆汁は肝臓で作られ、脂肪の消化を助ける液体です。この中にはコレステロールやビリルビンなどが含まれていますが、何らかの理由でこれらのバランスが崩れると結晶化し、それが次第に大きくなって「石」となります。原因は一つではありませんが、生活習慣が深く関わっています。

生活習慣病との関わりも深く、特に脂質異常症や糖尿病を患っている方は胆石ができやすい傾向にあります。私たちのクリニックでは、内科・消化器内科の両面から患者さんの健康状態を把握し、病気の予防にも取り組んでいます。以下のような要因が、胆石を作るリスクを高めると考えられています。

  • 高脂肪・高カロリーな食事の摂りすぎ
  • 肥満や急激な体重の変化
  • 加齢に伴う胆のうの機能低下
  • 女性、特に多産の方や更年期以降の方
  • 体質的な遺伝的要因

特に大分県内、そしてここ宇佐市周辺では、唐揚げなどの美味しい揚げ物文化が根付いています。塩分や脂質の多い食事は満足感が高いものですが、摂りすぎると胆汁中のコレステロール濃度が高まり、胆石のリスクとなります。食生活のアドバイスも当院では行っておりますので、健康診断で脂質の数値を指摘された方は注意が必要です。

生活習慣病全般については「生活習慣病」のページを参照してください。

胆石症・胆のう疾患の病気の種類について

胆のうに関連する疾患には、石ができる場所以外にも炎症やポリープなどさまざまな種類があります。これらを正確に見極めることが、適切な治療への第一歩となります。当院では腹部エコーやCT検査を用いて、病気の状態を詳しく調べます。

胆のう結石症

胆石の中で最も多く見られるのが、胆のうの中に石ができる胆のう結石症です。無症状のことも多いのですが、石が胆のうの出口に詰まると激痛を引き起こします。放置すると炎症を合併し、より深刻な状態になるため注意が必要です。

総胆管結石症

胆のうから十二指腸へ胆汁を運ぶ「総胆管」という管の中に石ができる病気です。胆のうから石が移動してくる場合と、管の中で直接できる場合があります。胆汁の流れを完全に塞いでしまうことが多く、黄疸や強い腹痛、高熱を伴う急性胆管炎を引き起こすリスクが高い疾患です。

肝内結石症

肝臓の中を通る細い胆管(肝内胆管)に石ができる病気です。他の胆石症に比べて治療が難しい場合があり、長期的なフォローが必要となります。肝機能の数値に異常が出ることも多いため、血液検査でのチェックが欠かせません。肝機能異常の詳細については「肝機能異常」のページを参照してください。

胆のう炎(急性・慢性)

胆石が詰まったり細菌感染が起きたりすることで、胆のうが腫れて炎症を起こす病気です。急性胆のう炎は激痛と高熱を伴い、緊急の手術が必要になることもあります。慢性胆のう炎は鈍い痛みが続き、胆のうの壁が厚くなるのが特徴です。

胆のうポリープ

胆のうの壁にできる「できもの」です。その多くは良性のコレステロールポリープですが、稀に癌化する可能性のあるものも含まれます。大きさが10mmを超える場合や、形状が変化している場合は、精密検査や摘出手術を検討します。

胆石症・胆のう疾患の治療法について

胆石症や胆のう疾患の治療法は、症状の有無や石の大きさ、合併症のリスクを考慮して決定します。症状がない「無症状胆石」の場合は、定期的なエコー検査による経過観察を行うこともありますが、一度でも痛みが出た場合は、再発や重症化を防ぐために積極的な治療が検討されます。

※当院では、胆石手術は行っておりません。

腹腔鏡下胆のう摘出術

現在、胆石症の外科的治療として広く用いられているのが「腹腔鏡下手術」です。お腹に数か所の小さな穴を開けて、そこからカメラ(腹腔鏡)や専用の器具を入れて胆のうを摘出します。開腹手術に比べて傷が小さく、術後の痛みが少ないため、早期の退院と社会復帰が可能です。当院ではほぼ全例に対して、この身体に優しい手術を適応としています。

内科的治療(溶解療法・経過観察)

石の種類がコレステロール胆石で、大きさが小さい場合には、お薬で石を溶かす「経口胆石溶解療法」を選択することがあります。ただし、石が完全に溶けるまでには時間がかかり、再発のリスクもあるため、適応となる患者さんは限られます。また、症状がない場合は、食事指導を行いながら慎重に経過を見ていくこともあります。

内視鏡的治療

総胆管結石の場合、胃カメラと同じような内視鏡を口から入れて、十二指腸の出口から石を取り出す治療が行われます。当院では病状に応じて、高度な治療が必要な場合は適切な医療機関をご紹介し、連携を取りながらサポートいたします。内視鏡検査の流れについては「内視鏡検査」のページを参照してください。

食事療法・生活習慣の改善

治療と並行して重要なのが、食生活の改善です。胆石の主なリスク因子である脂質の摂取を控え、栄養バランスの取れた食事を心がけることで、胆のうへの負担を減らします。私たちの医院では、管理栄養士による食事指導も含めたトータルケアを行っております。

胆石症・胆のう疾患についてのよくある質問

Q1. 胆のうを摘出してもその後の生活に影響はありませんか?

A1. 胆のうは胆汁を蓄える場所ですが、摘出しても胆汁自体は肝臓で作られ続けます。手術直後は脂っこい食事で下痢をしやすくなることがありますが、徐々に体が慣れていき、多くの患者さんは以前と変わらない生活を送ることができます。予後(治療後の経過)については、私たちがしっかりと見守りますのでご安心ください。

Q2. 症状がないのに健康診断で胆石があると言われました。治療は必要ですか?

A2. 痛みなどの自覚症状がない場合、すぐさま手術が必要になることは稀です。しかし、将来的に痛みが出たり、胆のう炎などの合併症を起こしたりするリスクがあります。まずは一度受診していただき、エコー検査などで石の状態を確認しておくことをお勧めします。定期的な検診で変化がないかをチェックしていくことが重要です。

Q3. 胆石の痛みと胃の痛みはどのように見分けますか?

A3. 自己判断は非常に難しいのが現状です。胆石の痛みは右側の肋骨の下や背中に響くのが特徴ですが、胃炎や胃潰瘍もみぞおち付近が痛むため、混同されることがよくあります。当院では、エコー検査や胃カメラを組み合わせることで、痛みの原因がどこにあるのかを的確に診断いたします。

Q4. 胆石は遺伝しますか?

A4. 特定の遺伝子だけで決まるものではありませんが、ご家族に胆石症の方がいる場合、同じような食習慣や体質を受け継いでいることが多いため、発症のリスクが高まるという報告はあります。ご家族に既往歴がある方は、一度チェックを受けておくと安心です。

院長より

お腹の痛みや違和感は、体からの大切なサインです。特に胆石症は、最初は軽い胃もたれだと思っていたものが、ある日突然、耐えがたい激痛に変わることがあります。私たちのクリニックでは、そのような不安を抱える患者さんに寄り添い、消化器の専門的な知識を持って診療にあたっています。

当院では、地域の皆さんが何でも気軽に相談できるような、柔らかく安心感のある雰囲気作りを大切にしています。胆石症は「手術が必要」と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、現在主流となっている腹腔鏡下手術は、傷跡も目立たず身体への負担も抑えられる治療法です。当院では診断から治療方針の決定まで、患者さんご自身が納得できるよう丁寧にご説明いたします。

「このくらいの痛みで病院へ行ってもいいのかな?」と迷われる必要はありません。私たちは、些細な体調の変化から重大な病気を発見し、適切な治療につなげることを使命としています。お腹の健康を守るパートナーとして、当院を頼っていたいただければ幸いです。お困りのことがあれば、いつでもご相談ください。

消化器全般の診療については「消化器内科・外科」のページも併せてご覧ください。

受付時間

受付時間
8:30~12:00circlecirclecirclecirclecirclecircle
14:00~17:00circlecirclecirclecircle

※皮膚科は、午前は11:00まで、午後は16:00まで (土曜日は11:00まで)
※土曜日は12:00まで

休診日 日曜・祝日

外来担当医師の一覧表

診療区分 時間帯
一般外来 午前 吉岩あおい 佐藤哲郎
吉岩あおい

吉岩あおい 吉岩あおい

九大別府病院
医師


午後 吉岩あおい 佐藤哲郎 吉岩あおい 吉岩あおい
消化器
内視鏡
午前 (佐藤哲郎)
木下慶亮

矢野貴史 朝日奈文彦
午後 (船田幸宏) 矢野貴史 朝日奈文彦
皮膚科 午前 加藤美和 加藤美和 加藤美和 加藤美和 加藤美和 加藤美和
午後 加藤美和 加藤美和 加藤美和 加藤美和
専門外来 午前
高血圧外来
岩淵優毅

肛門外科外来
船田幸宏
肛門外科外来
中野眼一
糖尿病外来
松田直樹
肝臓外来
第1・3週
佐藤竜吾

呼吸器外来
第2・4週
三重野 斉
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