大腸がん検査
当院では、地域の皆さんの健康を守るために「大腸がん検査」に力を入れています。大腸がんは、早期に発見できれば治療が可能な病気ですが、初期段階では自覚症状がほとんどありません。私たちは、年間で約600例から700例の大腸内視鏡検査を行っており、高度な知識を持つ医師や大分大学消化器内科の専門医が検査を担当しています。お腹の張りや便秘、血便といった気になる症状がある方はもちろん、健康診断で再検査になった方も、どうぞ安心してお越しください。
大腸がん検査の内容
大腸がん検査にはいくつかの種類がありますが、一般的に広く行われているのは「便潜血検査」と「大腸内視鏡検査(大腸カメラ)」の2つです。それぞれの検査には役割があり、お体の状態や目的によって使い分けられます。当院では特に、精密な診断が期待できる大腸内視鏡検査を重視しています。
便潜血検査(検診などで最初に行われる検査)
便潜血検査は、便の中に目に見えない微量の血液が混じっていないかを調べる検査です。主に市区町村の健診や職場の健康診断で行われるもので、体への負担が非常に少ないのがメリットです。ただし、この検査で陽性(血液が混じっている)と判定されたからといって、必ずしも大腸がんであるわけではありません。
痔や大腸ポリープからの出血でも陽性になることがあるため、陽性の判定が出た場合には、必ず精密検査として大腸カメラを受ける必要があります。反対に、がんがあっても出血していないタイミングだと陰性と出てしまうこともあるため、注意が必要です。
大腸内視鏡検査(精密な診断が可能な検査)
大腸内視鏡検査は、細くて柔らかい管を肛門から挿入し、カメラで直接大腸の内部を観察する検査です。モニターに映し出される鮮明な画像により、ミリ単位の小さながんやポリープを見つけることが期待できます。当院では、内視鏡担当医として当院医師のほか、大分大学消化器内科の専門医も検査にあたっています。
大腸カメラの大きな強みは、異常が見つかった際にその場で組織を採取(生検)したり、必要に応じてポリープを切除したりできることです。ポリープを切除することで、将来それががんに成長するのを未然に防ぐことが可能になります。
大腸カメラの詳細については「大腸カメラ(下部消化管内視鏡)」のページを参照してください。
大腸がん検査の流れ
大腸がん検査(大腸カメラ)は、前日からの準備が非常に重要です。腸の中をきれいに空っぽにすることで、隠れた病変を見逃さない精密な検査が可能になります。宇佐胃腸内科医院での一般的な検査の流れは以下の通りです。
1. 事前診療(予約)
大腸カメラをご希望の方は、まず一度外来を受診していただく必要があります。現在お困りの症状や、これまでにかかった病気、現在服用中のお薬について伺います。特に、血液をサラサラにするお薬(抗血小板剤や抗凝固剤)を飲まれている方は、事前にお知らせいただくことが必須となります。この診療の際に、検査日の決定と下剤の処方、準備の説明を行います。
2. 検査前日
食事は朝から、食物繊維の少ない消化の良いものを召し上がっていただきます。夜は指定されたお薬を服用し、早めに就寝してください。この前日の食事が腸をきれいにするスピードを左右します。夕食後は絶食となりますが、お水やお茶などの水分はしっかり摂っていただいて構いません。
3. 検査当日(来院前)
当日は、朝から絶食です。朝来院後、院内で下剤を服用していただきます。何度もトイレに行くことになりますが、便が透明に近い液体状になれば準備完了です。当日はご自身での車の運転は控え、ご家族の送迎や公共交通機関をご利用ください。
4. 検査本番
検査着に着替えていただき、検査室へ移動します。検査時間は個人差がありますが、おおむね15分から30分程度です。当院では、月曜日、水曜日、木曜日、金曜日の午後から検査を行っています。痛みを感じにくいよう配慮して操作を行いますが、もしお腹の張りなどが気になる場合は遠慮なくお伝えください。
5. 検査終了・結果説明
検査が終わりましたら、少しお休みいただいた後、画像を見ながら医師が結果を説明します。組織を採取した場合は、後日あらためて詳しい結果をお伝えすることになります。ポリープを切除した方は、安全のため1日入院をしていただき、翌日の状態を確認した上でご帰宅となります。
ポリープ切除の詳細については「ポリープ切除(日帰り対応)」のページを参照してください。
料金について
大腸がん検査の費用は、保険の負担割合や、検査の内容(観察のみか、組織を採取したか、ポリープを切除したか)によって異なります。以下は、3割負担の場合の概算費用です。詳細な金額については、受付窓口や診察時にご確認ください。
| 検査内容 | 3割負担の方の目安費用 |
|---|---|
| 大腸カメラ(観察のみ) | 約5,000円 - 7,000円 |
| 大腸カメラ(組織採取あり) | 約9,000円 - 13,000円 |
| 大腸ポリープ切除(1泊入院費含む) | 約25,000円 - 35,000円 |
※上記費用にお薬代や事前診察料が別途加算されます。また、ポリープの数や処置の内容により前後します。ポリープ切除を行う場合は、手術扱いとなり、民間の医療保険の給付対象になる場合があります。ご加入の保険会社に事前に確認されることをお勧めいたします。
大腸がん検査についてのよくある質問
初めて大腸の検査を受ける方は、不安や疑問が多いかと思います。患者さんからよくいただく質問にお答えします。
Q1. 検査は痛いですか?
A1. 当院では、なるべく苦痛の少ない検査を心がけています。腸に空気が入ることでお腹が張る感覚はありますが、内視鏡操作に慣れた専門医が慎重に行いますので、強い痛みを感じることは稀です。どうしても不安な方は、事前診察の際にご相談ください。
Q2. ポリープはその場ですぐ取ってもらえますか?
A2. はい、当院では検査中にポリープが見つかった場合、適切な大きさのものであればその場で切除を行うことが可能です。ただし、安全のために切除後は1日入院をしていただいています。仕事などの都合で入院が難しい場合は、後日あらためての処置、あるいは他院への紹介となることがあります。
Q3. 下剤を飲むのが大変だと聞いたのですが?
A3. 以前の下剤に比べると、現在のものは味も改善され、飲みやすくなっています。どうしても飲むのが辛い場合は、味のバリエーションや飲み方のコツなどをアドバイスいたしますので、スタッフまで気軽にお声がけください。
Q4. 生理中でも検査は受けられますか?
A4. 生理中であっても検査自体は可能です。ただし、経血の量が多い場合や、腹痛がひどい場合は無理をせず日程を変更することもできます。気になる方は、事前にお電話にてお問い合わせください。
Q5. 車で行っても大丈夫ですか?
A5. 検査当日は、鎮静剤などを使用する場合があるため、ご自身での運転はご遠慮いただいています。
当院でおこなっている大腸がん検査の特徴
宇佐胃腸内科医院の大腸がん検査には、患者さんに安心して受診していただくためのいくつかの特徴があります。
- 高度な専門性による検査・・当院の医師だけでなく、大分大学消化器内科の専門医が検査を担当しています。地域のクリニックでありながら、大学病院水準の精密な視点での検査提供を目指しています。
- 入院設備の完備・・ポリープを切除した際、当院では1日入院をしていただいています。術後の出血などの急なトラブルにも迅速に対応できる体制を整えているのが、私たちの強みです。
- 幅広い内科疾患への対応・・大腸の病気だけでなく、糖尿病や循環器内科、皮膚科など幅広い診療を行っています。お体全体の健康を考えたアドバイスが可能です。
お腹の調子が悪いと感じている方、例えば「最近便が細くなった」「便秘と下痢を繰り返す」といった症状は、大腸からのサインかもしれません。 腹痛・下痢・便秘の詳細については「腹痛・下痢・便秘」のページを参照してください。
院長より
大腸がんは、実は日本人の死亡原因の中でも上位に位置する病気ですが、その一方で早期に見つけることができれば、非常に高い確率で克服できる病気でもあります。しかし、「検査が怖そう」「恥ずかしい」「下剤が大変」といったイメージから、受診をためらってしまう方が多いのも事実です。
私たちは、そうした患者さんの不安な気持ちに寄り添い、できるだけリラックスして、精度の高い検査を受けていただける環境づくりを何よりも大切にしています。大腸内視鏡検査は、単にがんを見つけるだけでなく、がんになる前のポリープを見つけて取り除くことができる、言わば「がんを未然に防ぐ検査」です。当院では年間600例から700例の検査実績があり、大分大学の専門医とも連携しながら、地域の皆さんの「お腹の健康」を全力でサポートしています。
「このくらいの症状で病院に行っていいのかしら」と悩む必要はありません。どのような小さな不安でも、まずは私たちにお話しください。皆さんが、これからも美味しいものを食べて元気に過ごせるよう、スタッフ一同、笑顔で丁寧に対応させていただきます。まずは一度、お気軽にご来院ください。
受付時間
| 受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 8:30~12:00 | circle | circle | circle | circle | circle | circle※ | - |
| 14:00~17:00 | circle | circle | - | circle | circle | - | - |
※皮膚科は、午前は11:00まで、午後は16:00まで (土曜日は11:00まで)
※土曜日は12:00まで
休診日 日曜・祝日
外来担当医師の一覧表
| 診療区分 | 時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 一般外来 | 午前 | 吉岩あおい | 佐藤哲郎 | 吉岩あおい |
吉岩あおい | 吉岩あおい | 九大別府病院 医師 |
| 午後 | 吉岩あおい | 佐藤哲郎 | ― | 吉岩あおい | 吉岩あおい | ― | |
| 消化器 内視鏡 |
午前 | ― | (佐藤哲郎) | 木下慶亮 |
矢野貴史 | 朝日奈文彦 | ― |
| 午後 | ― | (船田幸宏) | ― | 矢野貴史 | 朝日奈文彦 | ― | |
| 皮膚科 | 午前 | 加藤美和 | 加藤美和 | 加藤美和 | 加藤美和 | 加藤美和 | 加藤美和 |
| 午後 | 加藤美和 | 加藤美和 | ― | 加藤美和 | 加藤美和 | ― | |
| 専門外来 | 午前 | 高血圧外来 岩淵優毅 |
肛門外科外来 船田幸宏 |
― | 肛門外科外来 中野眼一 |
糖尿病外来 松田直樹 |
肝臓外来 第1・3週 佐藤竜吾 呼吸器外来 第2・4週 三重野 斉 |
